Okeno Catanikus +T

非電源卓上遊戯の話題をつらつら綴ったり綴らなかったり。

ブラボドゲ

曇りがちの空だったけれど、青空も見られていい陽気だった。

300gのハンバーグを食べて十分すぎるほど幸せな気持ちになった俺は、相棒と一緒に町へと出た。折角の日曜で夜まで時間はあるのだし、少し体を動かした方が頭もよく回るだろう。そう詭弁を垂れ、近所を流れる神田川を下ろうと提案をしてみた。相棒も腹一杯の状態ではひらめきも鈍ると思ったのか、その話に乗ってくれた。

高田馬場から早稲田方面へと、神田川沿いの細道を歩いて行く。高田馬場へはよく会議で来ているのだけれど、裏道を歩いたことは無かった。久々の散歩に心躍った。何せ自分の足で歩くのには、体の調子が余程良くないといけない。都電荒川線の線路を見つけて、更に楽しさが増した。路面電車はいいものだ。

早稲田を過ぎ、野間記念館の辺りからポツポツと、ボードゲームの話をし始めた。元々高田馬場に集合したのは新作ボドゲの試遊と評価をするためだし、いつもボドゲのケツだけを追いかけているような俺達だ。話をしない方がおかしい。お題は随分と概念的なものだったけれど、システムの基礎骨格についてだった。

江戸川公園を過ぎた辺りで、真っすぐ行った先に印刷博物館があると知り、そこを目指して歩くことにした。途中、ローラースルーゴーゴーの語呂や音感の良さについてや、凸版印刷小石川ビルはスカイツリーから発射されるビームを拡散させるために社屋が曲面になっている、などと話し合った。思い返すと随分アホなやりとりだ。

印刷博物館のギャラリーを覗き、更に後楽園、飯田橋方面へ。合間にアホな雑談をはさみながら、時折思い出したようにボドゲの話をした。東京ドームシティを目の前にして、メビウスゲームズがあると思いだしビルへ行って、日曜が定休だと知って肩を落とした。そのまま神田川を渡り、前から一度行ってみたかった奥野かるた店へ。更に神保町へ入り、書泉グランデボドゲの箱を手に取りながらアレやコレや話した。

結局、日が暮れるまでずっと散歩をし、山手線の内側を横断してしまった。その間、ボドゲの話をどの位しただろうと思い返す。途切れとぎれではあったけれど、何かしらの話題にボドゲを絡めていたような気がする。俺と相棒にとってはこれが常で、どうも他の人間には理解できない動きらしい。この差を『情熱があるから』という言葉でまとめられた事があるけれど、『情熱』なんて筋肉痛になりそうなものじゃなくて、単純に楽しいからこうしてるのだと思う。

散歩中にICレコーダーを持ち歩いて、ボドゲの話題だけ編集して抜き出したら、ネットラジオになるかな、なんて話したけれど、本当にやってみようかなと頭の片隅で考えたりしている。そういう時に話す取り留めもない、記憶にほとんど留まらない話は、思い返すと実は俺の中に面白い思考の断片を残しているのだと気付く。まぁそのあたりの話はまた天気のいい日に散歩した時に考えることにする。

 

散歩の休憩に入った神保町のファミレスで、そこから更に3時間、ボドゲのシステムについて話し続けた。こういう事を話すと友人からドン引きされるのだけれど、横浜のコメダ珈琲で8時間ぶっ通しで話し続けるよりは余程マシだし健康的だと思うよ。

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