Okeno Catanikus +T

非電源卓上遊戯の話題をつらつら綴ったり綴らなかったり。

こいこいっ!

 

週末、親友が二人でガチボドゲをしたいというので、横浜のへそまがりにて二人用ボドゲ会をしたのであります。ラインナップとして二人用ゲームと、消化しきれずに埃を被っていたゲームをそれぞれ数種持っていったのですが、その中の一つに花札がありました。

正確には『マスター花札』という初心者向けのカードタイプの花札でした。一昨年の夏あたりに放送していた『サマーウォーズ』を見た後に、「花札やってみたいなぁ」と言いながら某電気店に行ったらあったので買った、というもの。しかしプレイする機会に恵まれず、今の今までボドゲ保管箱の中で眠っていたという訳です。カードに花札の絵柄と、それが何月(何の花)かが書かれており、その下には更にそのカードで作れる役の一覧が描いてある、懇切丁寧な初心者向けっぷり。しかしカードの出来は丁寧なのにも関わらず、説明書がペラ一枚でルールに不明瞭な部分が多く、カードと比べると反比例した残念な出来。結局、スマフォでルールを読んで、複数記述の矛盾点をその場で統合し、手探りの状態でプレイしたのでした。おいこれのどこがどう初心者向けだって?

さて、こうして手探りでプレイしていくうちに、徐々に勘所が掴めてきました。カード48枚、12スート×4枚のトランプゲームと言い換えると、大分取っ付きにくさから開放された感じがします。手札8枚、公開場札8枚で、1プレイヤー視点からすると約33%が公開情報としてプレイがスタート。手番に場札と手札の同じスートの札を獲得し、更に山札から1枚めくり、場札と同じならそれらも手に入れることができます。

手に入れる=同じスート4枚中2枚を獲得するということなので、同ラウンド中でそのスートを再び獲得できる確率は大分下がります。獲得した札から役を作っていく訳ですが、上記の確率の話からいわゆる『待ち』の状態は大分手が遅いと考えられます。例え場に高得点札があって、その札を取ることで高位の役が作れたとしても、同じスートを既に獲得していた、またはされていた場合、そのスートが山札から出て獲得できる可能性を待つよりも、役の狙いを変えてラウンドの早期終了を狙った方が有利にゲームを進めることができるのです。ただ、山札が持つランダム性を無視することができないため、これが有利かどうか一概に論じることはできません。そしてこのある種のカウンティングとも言える論理性と山札の持つランダム性、これらがマッチングしたものが『花札』と呼ばれるゲームなのだと、徐々に理解を得ていったのでした。

難点としては役を覚えないとプレイ中の指針が決められないため初心者が取っ付きにくいところ。この辺りは(プレイ中にそう感じたのもあって)親友と二人で「麻雀みたいだ」という意見の一致をみました。また基本二人用のゲームなので、普及しにくいといった感もあります。更に、花札が持つ『高齢者がプレイする古臭いゲーム』という印象が拭えないのも、若い年代が手に取らない理由の一つだと思います。事実、プレイするまで『そこまで奥深さはないだろうな』という印象を抱いていました。よくよく考えれば、奥深さや魅力がなければ百年単位で残ったりしませんよね。

花札の魅力に気付いてしまった今、上記の弱点(特に二人用ゲームという点)を克服した、花札をベースにしたゲームを作ることはできないだろうかと薄らぼんやり考えているところです。考えていると言っても、本当に『できたらいいなぁ』程度でしかないのですが、是非とも挑戦してみたい課題であるなと思ったのでした。

 
とりあえず厚紙買って、自分だけの花札を作るところから始めるか(また始まった
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