Okeno Catanikus +T

非電源卓上遊戯の話題をつらつら綴ったり綴らなかったり。

わがまま卓ゲー会

 

『グラスロード』買ったからやりたいんだけど、横浜に出るだけの小銭もない、という本末転倒な状況に陥ったのですが、俺のわがままな頼みを聞いてくれた仲間達がわざわざ家まで遊びに来てくれました。でも我が家って絶対人呼ぶのに(立地的にも中身的にも)相応しくないから、もうこれっきりにしておこう。

と、いうわけで『グラスロード』。f:id:conekoneko:20141217003446j:plain超重量級ワーカープレイスメントゲーム『アグリコラ』や先日発売された文字通りの重量級ゲーム『カヴェルナ』(確か重さ1.2kgでしたっけ?)の作者ウヴェ・ローゼンベルクが2013年に制作したゲームを、東京三鷹テンデイズゲームズが日本語化。Twitter上でも話題になっていたので気になっていたのですが、年末だけあって出費が激しいと予想し意識的に情報を取り入れないようにしていたのです。それが、ふとしたきっかけで自ら情報を探してしまい…そこから先はお察しの通り。決め手は三鷹まで行こうかどうしようかと渋っている時に、吉祥寺のすごろくやに入荷されたというTwitterの情報でした。だってすごろくや新店舗になってから行ってなかったんだもん。行きたかったんだもん。その日発売だった『放課後さいころ倶楽部』4巻も欲しかったし。

箱を開けて最初に驚いたのは写真左側にある生産ホイールというシステム。こんな形のコンポーネントだと最近はロンデルシステムとかが話題に上がったと思いますが、説明書を読んで『どう頭使ったらこんなシステム思いつくんだよ…』と思いました(相棒にもこのシステムを話したら同じような事を言っていました)。

f:id:conekoneko:20141217005458j:plain上下のホイールからそれぞれガラスとレンガが生産されます。ホイール上の長針の右隣のスペースから素材が無くなると、1スペース分針が動いてガラスやレンガが生産されるのですが、針が動く=その他素材の消費でもあるわけです。意図してもしなくても、そういう状況になったら自動的にすべての素材を消費してガラスやレンガを作ってしまうのです。もちろん両方共最終的に勝利点になる素材なので欲しいといえば欲しいのですが、タイミングを見誤ってしまうと勝手に作られて素材が足りなくなり他の動作ができなくなる、なんて事もしばしば。

この独特の生産システムに加え、一風変わったバッティングシステムが手番を賑わせます。各プレイヤーはそれぞれ同じ内容の15枚のカードの中から、そのピリオド(=3ラウンド)に使う手札を5枚選択します。更にラウンドで、そのうちの1枚を使用するのですが、その際ラウンドで使用したカードと他プレイヤーの手札に残っているカードがバッティングした場合、カードの効果を半分しか使えない、という弊害が発生します(通常は1枚のカードで2つのアクションが取れるのですが、バッティングするとどちらか1つを選ばなくてはならないのです)。

15枚のカードは素材を手に入れたり、個人ボードに建物を建てたり、森を焼き払ったりすることができます。もちろん、局面によって使用するカードがダブりやすかったりするので、バッティングしてしまい効果が半分になると計算が狂うことも。ただ、バッティングは完全に負の要素かと言うとそうではなく、敢えてバッティングさせて1つのアクションを追加で得る、という動きも(狙っていくのは難しいですが)重要になってきます。

最終的に個人ボード上の建物の勝利点と、素材の数に応じた勝利点、建物の効果による勝利点等を計算して、一番勝利点の多かったプレイヤーが勝者です。ちなみにこの時のプレイでは最高得点が14点、その後のソロプレイで16点と、そこまで点数は稼げません。言い換えると、このくらいの点数で拮抗するので、頭一つ抜きん出るプレイは非常に重要になってきます。また、素材の数やその管理、どういった流れでそれらを消費するのか、といった長期的な展望もこのゲームでは重要になってきます。

ルールに慣れれば表記通り1時間程でプレイできるゲームだなと感じました。ただ、『アグリコラ』のように自由度が高く(言い換えると建物効果と素材の動きから展開が多岐にわたる)、かつ他には見られないシステムを組み込んでいるゲームなので(素材の消費に関する部分は説明中頭を痛めました)、インストの難度が高いとも感じました。それでも1ゲーム2~3時間かかるというわけではないため、「それじゃもう一回、今度はガチでやってみようか」と言えるのは嬉しい限り。この手のゲームは何度もプレイするからこそ面白さが分かってくるのが、悪い点であると同時にとても良い点でもあると思うのです。

とりあえずルールがちゃんと把握できて、インストも練習すれば難しくはないなと思ったので、どこかのゲーム会に持って行ってプレイしてもらいたいところ。このシステムは新鮮で面白いですよ、ほんと。

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