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Okeno Catanikus +T

非電源卓上遊戯の話題をつらつら綴ったり綴らなかったり。

2月1日ボドゲプレイ日記

 

普段所属している界隈でのボードゲームプレイ会が、大体3~4ヶ月に1回ペースで行われるのですが、前回が去年の9月だったためこのブログで取り上げるのは初めてだったりします。最初は15人くらいだった参加者も、参加者が新たな参加者を連れてくるというある種の布教活動の末、今回は30人程にまで増えていました。毎回会場探しと人集め呼びかけをして下さっている二人の主催者様には頭が上がりません。足を向けて寝ることもできません。まぁ同じ卓に座ったら全力で勝ちにいきますが(そして負ける)。

各々自分がプレイしたいゲームを持ってくるので、このゲーム会では軽めのパーティーゲームから重めのボードゲームまで、様々な種類のゲームが集まってきます(と言ってもボドゲ会も特別なテーマが設定されてない限り同じような気はしますが)。前回までは特に何も考えずにプレイしたいゲームを持っていったのですが、今回は自分の中で『ボードゲームを楽しんでもらう』というテーマを設定してゲームをチョイスしました。「何を言ってるんだオメェ」とか言われそうですが、要するに『大きな盤を使ったゲーム』です。今までの会でプレイした大きい盤面を用いるゲームは『スコットランドヤード』だけだったので、本格的な意味でのボードゲームを体験してもらおうという意図の元、鞄2つにゲームを詰め込んで会場へと赴いたのでした。

楽しさを掴んでもらえれb…なん、だと…!?

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最近ずぶずぶハマっている『プエルトリコ』。大きな盤面という意味ではちょっと違うかもしれませんが、本格的なドイツゲームを体験してもらいたかったというのと、あと1つ別の狙いがあって持ってきていたのでした。初のフルメンバー5人戦でどうしたものかと思いつつ、そのうち3人がプエルトリコ初プレイでした。なので接待プレイ、というか『こういうゲームなんだよ。難しいけど面白いでしょ?』的なアプローチで楽しんでもらおうかと思っていたのですが、その思惑は(主に自分の技量不足から)見事に崩れ去ったのでした。

前のプレイ日記記事で言及した『出荷型』『建築型』といった戦術は封印して、同時に普段プレイしたことのない手を試すいい機会だと思っていました。しかし、卓に居た他の経験者(自分よりも経験値高い)がプレイに関するルールの説明と同時にどの手を取ればいいかの解説も行ったため、卓のプエルトリコ初心者達がめきめき成長してしまいました。『あ、これアカンやつや』と思った頃には人員不足で農地の多さの割に生産数がとても少ない、生産数が少ないため金貨が稼げなくて施設が建てられない、出荷しようにも生産数が…という手の遅れる悪循環を繰り返してしまいました。結果、終了時勝利点35点。他のプレイヤーは40点代後半で拮抗しているという状況。いいんだ、みんながこのゲームを楽しんでくれればそれでいいのさ、うん。……うん(半泣き)。

ちなみに今回、BGGの各国プエルトリコ愛好者がアップしている写真で見かけた、総督タイルをスタンドで立てて総督プレイヤーを分かりやすくするという工夫を真似てみました。写真の真ん中より少し左側に写ってるのがそれなのですが、100円ショップで売ってる値札スタンドをちょこっといじっただけです。他にも気軽に真似できてプエルトリコを更に豪華にできそうな工夫が盛りだくさんで、極めてる人はそこまで極めているのか、と感動しました。以前書いたコンポーネント強化の流れで、ちまちま色々と真似していこうかなと思っています。

Q.御社は何故そんなに支線を持っているのです?

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A.繋げようとした駅と駅が悉く他の鉄道会社に買収された時の名残です。

指定された区間を列車で繋いでいくゲーム、『チケット・トゥ・ライド・ヨーロッパ』。久しぶりのプレイとなりました。ご無沙汰していた理由は、盤面と行き先カードの地名読解が煩わしく、毎回プレイに支障を来していたからです。1901年当時の地名+現地言語表記とあっては、英国仏国あたりならまだしも、東に行けば行くほど難解に…Kharkov(ハリコフ)とかKyif(キエフ)とかSevastopol(セヴァストポリ)とか、一見しただけじゃ把握できないですよ。Constantinople(コンスタンティノープル)は、現在イスタンブールだし。それがネット上で地名の日本語化シールのデータを(拡張版も含め)公開している方がいらっしゃいまして、これは是非日本語化して持って行かねばとゲーム会前々日あたりから突貫作業を行って、初プレイのプレイヤーでも遊べるような体にしたのです。

最初に行き先カードという、盤面の2つの駅が指定されたカードが数枚配られます。行き先カードに指定された区間を、自分の持っている列車コマで繋いでいくのがこのゲームの主な目的です。しかし、列車コマを配置するには駅と駅の間で指定された種類の列車カードが必要になります(例えば、駅間のマスが赤色だったら赤色の列車カードがマス目分必要になります)。また、一度誰かが列車コマを配置した区間に、他プレイヤーがコマを置くことはできません(一部複数置ける区間がありますが)。列車コマを配置した際の得点、駅(一区画だけ他プレイヤーの路線を経由して目的地まで繋いだことにする施設)を配置した分の得点、最長路線(駅をカウントせずに一番長く列車コマを繋いで置く)ボーナス、行き先カードの点数の4つを合計して一番得点が高かった人が勝者になるゲームです。

このゲームは最初の行き先カードの組み合わせ次第でかなりアドバンテージが出てしまうのが難点ですが、それでもプレイ終了時には行き先カード一枚を除いて指定区間を繋げることができました。ちなみに自分は緑のコマで、序盤にパレルモ(一番下の駅)ザグレブ(中央やや下辺りにある駅)間を結ぼうと動いていたのですが、その辺りに延伸ラッシュが来てしまい、かなり遠回りをしてなんとか繋げることができました。他のプレイヤーも最初の方こそ行き先カードとにらめっこしつつ長考気味だったのですが、やり方が分かってくると目標達成のためにズンズン自分の列車コマを繋いでいきました。このゲームはかなり個々の性格が出るようで、手札が揃った時点で列車コマを置くプレイヤーも居れば、手札をため込んで終盤一気に列車コマを置くプレイヤーも居たりして、それを観察するのも面白かったです。気軽にプレイできるようになったので、拡張も買おうかなとちょっと考え始めているところです。

めえめえ。…ちょっと待てこれ羊じゃなくて山羊だ 

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羊追い回し囲いゲー、『SHEEP LAND』。前回プレイ同様4人戦でした。最初の方こそ、羊を追って囲うゲームだと説明したからか、「可愛いなーw」とか「同点になったら羊の鳴き真似とかw」と言い合いながら和気藹々とプレイしていたのですが、一回ゲームが終了したところで他のプレイヤーが一言。「これ、可愛い羊の皮を被った戦略ゲーだわ」。えぇ、全くもってその通りでございます。以降、周りの卓が盛り上がる中、ここだけ無表情に長考する4人が集う大変静かな卓になりました。なってしまいました。

ちなみに一回戦目で4人が2勢力に分かれ、一方は森に、もう一方は山岳地帯に羊を囲う、という展開になりました。その際、盤面における羊の生息地域なんていう話題でトークが進み、「この山の方にいる奴ら、実は羊じゃなくて山羊なんじゃ」という話になりました。確かにそうなんですが、仮にそうだとすると山岳地帯の地形タイルを買っている自分は山羊=ノーカウントでゲーム終了時にお金換算できないじゃないですかヤダー、なんて考えたり考えなかったり。

卓の全員がそこそこボードゲームに触れ合ってきたメンバーだったので、二回戦目の思考と策略が入り交じるゲーム展開は、『このゲームをこのメンバーでプレイできて良かった』という感想に至るほどに濃いものとなりました。このゲームはシンプルだし羊がウザ可愛いのに、自分の行動によって起こるジレンマに何度も悩まされるという以外とガチな一面を持っていて、本当に面白いと思います。ジレンマってゲームシステムを作る上で重要ですね。ちゃんと覚えておこうっと。

海行って、スイカ食べて、花火して、また海(バースト

f:id:conekoneko:20140201191753j:plain幼少の頃の記憶が蘇るゲーム、『なつのたからもの』。ボドゲデザイン界の大御所、ライナー・クニツィア氏が以前デザインした『ノミのサーカス』を日本風にリメイクした作品。去年11月のゲームマーケットで購入して以来、一度も遊ぶ機会が無かったので、良いタイミングかなと持って行った次第です。実はこのゲーム、初版はカードの幅がまちまちになっているという製品上の欠陥があり、販売ブースでもそのことがアナウンスされていたのですが、「それでもいいからおくれ!」と買ったゲームなのでした。家に帰ってきてからカードの縦幅が揃っているのを見て、「なんだ大丈夫じゃないか」と自分の幸運を喜んだのですが、今回プレイする前になってやっと気付いたのです。カードの幅がまちまちになっているのは、縦幅じゃなくて横幅だったという事実に…まぁプレイに支障は全くありませんけどね!

山札からカードを1枚ずつめくって公開していき、好きなタイミングでやめて、公開したカードを引いて手札に加えます。山札からめくらなくても、公開されているカードが既にあれば、そこから引いても構いません。ただし、山札からカードをめくった際に、既に公開されている種類のカードを出してしまった場合、その手番は何もできずに終了となります。カードには点数がついていて、同じ点数の違う種類3枚を1組として自分の場に出すことができます。そうした場合はカードの点数に関わらず1組10点。ゲームは山札が無くなるか、誰かが10種のカードを手札に揃えたと宣言した時点で終了となります。後者で終了させた場合は、そのプレイヤーにボーナスとして10点が入ります。ゲーム終了時に場に出しているカードの点数と、手札にあるカードの得点(同じ種類のカードがある場合は高い点数のみを合算)、ボーナスを足して、総得点が一番高いプレイヤーが勝者となります。

カードの得点は0~7点なので、3枚1組の役で得点を高めようとすると、0から3までのカードでないと逆に損をしてしまいます(4以上なら3枚で10点役を作るより終了時に4点=12点として合算した方が基本有利)。ですが、逆に高い点数の手札が集まってきた場合は10種類集めて早々にゲームを終わらせた方がボーナスも入ってお得です。人数分だけ思惑が入り交じるため、誰がどういった勝ち方を狙い、どのカードを集めるかで場の雰囲気がガラリと変わります。また、基本的に得点の高いカードを狙っていった方が良いため、山札をめくっていった方が有利になります。ただ、バーストルールがあるため、狙いすぎると手番を無駄にしてなおかつ他プレイヤーに有利な状況を作ってしまうということになりかねません。この辺り、このゲームもよく作られていると思います。それにしてもクニツィア博士、競りゲーもさることながら、バーストゲー好きもですよね。

テーマとは裏腹にゲーム展開はアツいものになりました。「俺はまだ引くぜ! 引いて高得点カードを…あ、ダブった」的なやりとりも数度ではありませんでした(主に自分が)。カード10種類揃ってのゲーム終了は無かったのですが、プレイしていくうちに各々コツが分かったらしく、「アクションカード(山札から公開したときに特殊な効果を得られるカード。3種類)が強い」とか、「攻めの姿勢で山札引いていった方がいい」とか、「高得点のカードだけでもカウンティングした方が勝てる」とか、そんなことを議論しながらのプレイになりました。…なんでテーマほのぼのしてるのに、プレイはこんなガチになったんだ。プレイメンバーの問題か…?

ちなみにこのメンバーでなら、前の記事で取り上げた『ダンジョン・オブ・マンダム』が100%楽しめるという確証を、この『なつのたからもの』をプレイして得ることができました。次のゲーム会までに買って、必ず持って行く予定です。

次回が待ち遠しい! …え、次、五月末っすか…?

毎回首を長くして待ち望んでいるこのゲーム会なのですが、参加している人の7~8割が同人作家さんなので、界隈のイベントが近い時期にはボドゲ会を開いている余裕が無かったりします。会の終了時に、次回は5月末を予定とアナウンスがあったのですが…三ヶ月後かぁ、長いなぁ。しかも5月末って俺が修羅場やんか(←6月のゲームマーケット2014春に出展確定済)。

自分の所属しているコミュニティでボドゲプレイ人口が増えていくのは非常に嬉しいのですが、そういった時間回りが弱点というかもどかしい点だったりします。同人活動していないプレイヤーだけで集まって、小さいボドゲ会でもやれたらいいなぁと思いつつ、また悶々とした日々を過ごすのであります。

 

まぁBGAステマしておいたんで、いざとなったらオンラインでプレイできますけどね!!(ドヤァ