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Okeno Catanikus +T

非電源卓上遊戯の話題をつらつら綴ったり綴らなかったり。

私のプレイした初めてのTRPG、それは

TRPG プレイ記録 1st Season

 

ダブルクロス The 3rd Editionで、私は厨二でした

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 夏辺りに参加したとあるボードゲーム製作ワークショップで知り合った方にGMをしてもらい、初めてTRPGをプレイしてきました。プレイしたのは『ダブルクロス The 3rd Edition』。GMから数種提示されていたゲームシステムの中で、一番現実寄りだからという理由でチョイスしたものです。最近、某動画サイトのリプレイ動画ばかり見ているせいで、無駄に知識とプレイ欲が溜まり、今日を待ちきれずに自分でもルールブックを買ってしまった程です。と言っても届いたのは昨日なので、結局ざっと目を通すくらいしかできなかったのですが。

ハンドアウトは今日配布だったので、『そのキャラ指定に引っかかれば御の字』程度の気持ちで、行きの電車の中でキャラクター案を作ろうとルールブックとにらめっこしてみました。シンドローム(キャラクターの持つ能力系統)はキュマイラ(体組織の一部、または全てを獣に変える能力)をベースにオルクス(自分に有利な領域を創り出す能力)との二刀流。名前は…と考えて、ふとある本の存在が頭を過り、自分がいつも使っているハンドルネームの苗字に近いものと掛け合わせて、『陽向良慕(ひなたろぼ)』という名前にしました。うぅーん、厨二なお名前。

サークル仲間、GMと待ち合わせ場所で合流して秘密のプレイスペース(サークル仲間宅)へ。ハンドアウトとシナリオの説明をされ、サンプルキャラクターか、それをいじるという形でキャラメイクスタート。ハンドアウトにキュマイラのシンドロームを持ったサンプルキャラが居たので、それを元に電車の中で考えた設定を組み合わせていこうと思いました…が、ハンドアウトにオルクスを持っているキャラが居たので、急遽サブシンドロームハヌマーン(圧倒的スピードを誇る能力)に変更。あぶねぇあぶねぇ、カブるとこだった。

陽向良慕、コードネームは『リトルシートン』!

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 そしてできあがったキャラシートがこちら。キャラのストーリー上での立ち位置はハンドアウトのそれから変えるわけにはいかないので、天涯孤独の高校二年生という設定を残したままキャラを作りました。…今見直すとシンドロームを二刀流にした意味あったのかな?と思います(ハヌマーンの売りである超速戦闘的な技を取得せず、範囲攻撃ができるような技を取得するも、範囲攻撃を必要とする場面がほぼ無かったため)。

今回プレイしたシナリオはサンプルとしてルールブックに収録されている『Blood Sword Girl』。主人公格のキャラは一人の少女と出会うが、その少女と同じ顔の少女が主人公が所属する組織と敵対する組織、両方を壊滅させようと殺戮をし始める。少女と同じ顔のもう一人の関係は…というストーリー。ちなみに選んだハンドアウトが主人公格キャラのものだったので、良慕が物語の主人公のような立ち回りをすることになりました。

キャラのオープニング(導入)シーンが終わり、各キャラの自己紹介をしたのですが、「名前は陽向良慕、コードネームは『リトルシートン(小さき探求者)』」と言うとGMが「あ、なるほど、狼王ですか」と反応してくれました。そう、良慕の名前を考えた時に頭を過った本とは、シートン動物記の『狼王ロボ』でした。なので、戦闘時に獣人化すると白毛の狼人になるという設定にしました。気付かれるとは思わなかったのでめっちゃ嬉しかったです。

あっ、ごめん、これ…俺のせい?(ガクブル

探索フェイズに入り、少女の謎を解くべく動くキャラ達。探索自体は順調に進み、物語の核心に近付くための情報が出揃っていきました。このまま上手くいくかな、と思っていたのですが、突如良慕ともう一人のキャラが戦闘状態に突入。30人の雑魚キャラを相手に戦うという状況になりました。そのうちの27人をもう一人のキャラが一撃で倒してしまい、「これもう俺いらないよね?」と言いながら良慕の攻撃命中判定ダイスロール。残りが雑魚3人なので大掛かりな技とかは使わなくていいかと思っていたら、なんと攻撃は回避されてしまいました。

そして次のラウンドにいきなりシナリオのボスが出現し、その3人を含む30人を全てエネルギーとして吸収して即戦場から離脱。唖然としているプレイヤー達に告げられたのは、ボスの能力が今ので上昇したという残念なお知らせでした。油断せず確実に当てていたらパワーアップせず、しかもそのパワーアップがかなり厄介な状況を生み出すという見通しが立ち、思わず「ほら、俺、高校生だし…ごめんね☆(テヘペロ」というロールプレイをしてしまいました。多分漫画的に描き起こすと、良慕の腰から狼の尻尾が出てて、股下でくるんと丸くなってるんでしょうね、このシーン。

状況が一気に悪い方向へ進み、それでもボスの能力を若干抑えられる状況にして、クライマックスの戦闘フェイズに突入。そして3ラウンド目あたりで絶望感に包まれるプレイヤー3人。NPCの少女を庇いながらの戦闘、かつボスの命中&攻撃力が高く、全員が攻撃を食らう度に即死即復活を繰り返すこと数回。切り札はあるものの、それを残しておかないと最後に能力に侵食された体を元に戻せなくなるので使うことができず、無駄な1手が全員の死を招く状況に。GMの戦況確認とアドバイスを受けつつ、『こちらの攻撃が全て当たってボスが倒れないとこちらが全滅する!』という緊迫した状況で、ラストの一撃が良慕に任されました。

これが、最後の、一撃だ! 『群狼の爪』!!

自分の技を組み合わせて『コンボ』という形で運用できるのですが、自分でそのコンボに名前を付けることができ、良慕は『群狼の爪』といういかにも厨二な名前のコンボを作っていました。自分の体が獣人化から戻れなくなるかもしれないという背水の陣で、切り札をも使った必殺の『群狼の爪』は走り抜ける狼の幻を映し出し、それらがボスの体を幾重にも引き裂き、ボスはその場に倒れこむ。だが、寸前に良慕にもボスが使っていた剣が突き刺さり、真っ白な毛皮が真っ赤に染まる…という相討ちで戦闘が終わりました。戦闘が終われば自動的に戦闘不能から回復するので、相討ちが最善の方法だったのです(実はGMが『群狼の爪』命中後に、最後の最後はこんな選択肢がありますと選ばせてくれたうちの最善案でした)。

ボスを倒し、獣人化もどうにか解くことができ、良慕はギリギリ人間としてエンディングを迎えることができました。それぞれのキャラのエンディングシーンが終わり、良慕も少女を味方の組織に預けて家に帰ります。そして肩の荷が降りたと思いながらコンビニへ夜食を買いに行くのですが、コンビニの外にはその少女が待ち構えており、買った夜食(肉系ばっか)を全部食われて「俺の…夜食が……アォーン!(泣)」というコメディタッチな終わり方になりました。演じながら、『終わったんだなぁ』と思ってちょびっとだけウルっときてしまいました。現実の時間にして7時間。こう書くと長いですが体感時間としてはあっという間だった気がします。

しっかりたっぷり暴れさせてもらったぜ!

世界設定といい、能力といい、ストーリーといい、厨二ゴコロをくすぐられまくった『ダブルクロス The 3rd Edition』。最後まで良慕のキャラクターが自分の中で固まらず、ロールプレイで演じきれなかった感があるのが心残り。ただ、昨今のTRPGでは珍しい、キャラではなくプレイヤーに経験値が与えられるというシステムらしく、次回以降別のキャラを作っても経験値は引き継がれるそうです。なので、もしもう一回プレイする機会があったなら、能力や技を見直した上でもう一回良慕としてこの世界での戦いに身を投じてみたいと思っています。厨二能力で大暴れしたい人におすすめのTRPGですね、これ。個人的には獣人化できるので、『このワシにうってつけ!(ムッハァ』状態です。大好きです、こういうの。

そんなこんなで半日をかけて行った初めてのTRPGセッション。リプレイ動画を見ただけでTRPGを知った気になっていましたが、二度と同じプレイはできない一期一会の物語に、ますます魅力と可能性を感じました。プレイ時間は長いし(まぁそのうち2時間くらいはキャラメイクに費やした自分が原因なような気がしますが)、人が集まらないとできないゲームですが、それはボードゲームだって同じです。そして、TRPGボドゲも、人が実際に顔を突き合わせてプレイするのが楽しいのだと、改めて認識しました。いやぁ、非電源ゲームってほんと素敵ですね。