Okeno Catanikus +T

非電源卓上遊戯の話題をつらつら綴ったり綴らなかったり。

11月17日ボドゲプレイ日記

 

とある席でボドゲ。メインがボードゲームのプレイじゃなかったものの、ボードゲーマーが集まればやることは一つしか無いですよね(発言が若干矛盾している)。それでも二つしかゲームをプレイしなかったという事実には驚愕しましたが。

漢は黙って、体一つで勝負(三秒後ドラゴンの炎に焼かれ死亡)

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『ダンジョンオブマンダム』。ゲームマーケット2013春にI was gameから500円ゲームズとして発売され、先日行われたゲームマーケット2013秋にてオインクゲームズからリメイクされたゲーム。500円ゲームズ時代から評判が高く、ゲームマーケットでは完売、市場に出回りつつあるも、入荷と同時に売り切れという人気っぷりを見せているゲームです。

『どれだけ軽装でダンジョンに潜り、生きて帰ってこれるか』という『漢(おとこ)らしさ』をイメージしたゲームです。プレイヤーが手番にやることは、山札をめくって中央に置くか、山札をめくって自分の手前に置き装備チップ(写真右側、全六種)を取るか、勝負を降りると宣言するか、の3つ。山札(カード裏にはモンスターと攻撃力が描かれている)は中央に置かれていくことでプレイヤーが潜るダンジョンになっていくわけです。で、全プレイヤー共有の初期装備六種があるわけですが、「俺は聖杯無くてもダンジョン潜れるぜ」「はぁ? 俺はヴォーパルソード無くったって行けるぜ!」と装備を、山札を自分の手前に置くことでひっぺがしていきます。

例えば、『ドラゴンランス』は最強モンスターであるドラゴンの攻撃を無効化します。自分が山札から引いてきたカードがドラゴンであれば、例えばこれを手前に持ってきて、同時にドラゴンランスをひっぺがします。自分は中央にあるダンジョンにドラゴンが居ないという事実を秘密裏に知りつつも、「俺はドラゴンランスなんて要らないね!」ともっともらしい台詞を言いながら装備をひっぺがすわけです。以降のプレイヤーはドラゴンがダンジョンに居るかどうかはわからない状態。ドラゴンランスをひっぺがされた状態でダンジョンに潜るのは蛮勇か真の勇気なのかを、自分の漢気(おとこぎ)と相談しつつ、更にダンジョンを作っていくか、勝負を降りるか、もっと漢気を見せるべく装備をひっぺがすかを決めるわけです。

そしてプレイヤーが次々に勝負から降り、最後まで残った一人はその装備の状態でダンジョンに潜らなければなりません。「俺は」「俺だったら」「いいや俺なら」と漢気チキンレースをした結果です。場合によっては全部の装備をひっぺがされた状態でダンジョンに潜らなければならない時も。しかし漢に二言はありません。何も言わずにダンジョンに潜り、生きて帰ってこれれば本当の漢と証明され、そうでなければ口だけマンという烙印が押される、という訳です。

単純なのですが、奥深い。そして何より『漢気チキンレース』のギリギリっぷり。「あるぇー? そんなに装備持って行くんですかぁ?」「この装備は要らないでしょ! 要らなくても潜れますよ、ねぇ皆さん!?」なんて言い合いながらプレイするのは想像を遥かに超えて面白かったです。

実は500円ゲームズで売られていた作品がリメイクされ2000円で販売されるという情報が流れた時に、あまり良くない印象を抱いていたのでした。普段からお財布事情があまりよろしくない身なので、どうしてここまで値段が跳ね上がるのかとオインクゲームズに対し若干の不信感を抱いていたのです。しかし、500円ゲームズはあくまで同人作品、自力で制作している分経費が抑えられているわけで、言い換えれば時間を犠牲にして値段を抑えていると言えるわけです。むしろ500円という価格設定の方がよっぽどおかしいと、製品版としてのこのゲームを実際プレイしてみてやっと気付きました。リメイクではありますが、値段差額分のクオリティアップは為されていると感じました。

さておき。このゲーム非常にイチオシというか、どこかで見かけたら手に入れなければと思っている訳ですが、一つだけ一緒にプレイしていた人から聞いた懸念点があります。何でもこのゲーム、女性にはあまり評判が宜しくないのだとか。真偽の程は分かりませんが…男の世界はやっぱり女性には分からないのか…うぅーん、マンダム。

ところで、『マンダム』ってどういう意味なんですか?(A.”Man Domain”(男の領域)の略称だったらしいですよ)

がうがう、ぼくわるいおおかみじゃないよ……ね?

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『狼の血』。同じくゲームマーケット2013秋にてTBD(台湾ボードゲームデザイン)という台湾のサークルから発売された人狼系ゲームです。

正直な話、最近の人狼ブームには食傷気味でして、元々人狼があまり好きじゃないのもあって、人狼系ゲームには一切手を出して居なかったのです。唯一の例外は『ワンナイト人狼』ですが、あれは人狼系ゲームのウィークポイントであるダウンタイムの少なさと、情況証拠(音やタイルの微妙なズレなど)があれば疑いを晴らせる可能性があるという『理不尽さの無さ』があるからこそ好きなのです。

ですが、この『狼の血』もまた、別アプローチからダウンタイム回避、理不尽な吊りの回避を行っているのです。プレイヤーは配られた役割カード(人間か人狼のどちらかが描かれている)を自分に対して裏向きのまま、他プレイヤーに常に見えるように提示してプレイします。つまり、自分の役割が人間か人狼かは、ゲーム開始時には分からないのです。

プレイヤーが手番にできることは、中央に裏向きに置かれたカード二枚のうち、一枚を誰かの手前に置くだけ。手前にカードが置かれている状態で手番が回ってくると、そのカードの裏面を確認した上で他の人にそのカードを回すか、もう一枚の裏向きカードを他の人の手前に置くかをします。

裏向きに置かれた二枚のカードは、プレイヤー全員が持っているカードと合わせて公開情報になりえる要素です。仮に裏向きになったカードを二枚とも見ることができれば、自分が持っているカードが何なのかが確定でき、人間と人狼のどちらに肩入れすればいいのかが分かります。カードを誰に渡すか、誰から受け取ったかで、自分のカードをある程度推理することもできます。しかし恐ろしいことに、裏向きのカードが自分の手元にある状態で、更にもう一枚渡されると吊られてしまいます。

『確定情報を得るためにカードが回ってきて欲しい…でもタイミング次第では二枚目のカードも回ってきて吊られてしまうかも…えっ、待って、あなたなんで二枚目のカードよこそうとしてるの!? 仲間じゃないの!? あれ、持ってるこのカードってどっちだ!?』、と相手の動きに翻弄されつつ、自分が何であるかを推理するのはハラハラドキドキして面白いです。

1ゲームが短い上、吊られるとゲームに参加はできなくなるものの、口出しはできるのでダウンタイムはあまり感じませんでした。また理不尽な吊りや罵倒合戦が起こらないのも魅力的でした。基本ルールだけでも十分楽しいですが、更に追加ルールも存在するらしく…これも要チェックなゲームだと思います。人狼好きなら尚更。

 

そんなこんなの日曜日でした。持っていった『王宮のささやき』と『なつのたからもの』できなかったなぁ。次は…来週はもう予定入ってるな。それ以降か…遠いなぁ。