Okeno Catanikus +T

非電源卓上遊戯の話題をつらつら綴ったり綴らなかったり。

Can you believe "MAGIC" ?

 

今日はTRPGのお話。 ってもプレイ記録とかじゃないですが。

ボードゲームに興味を持ち始めてはや1年半。…(Twitterのログを検索して)…TRPGに興味を持ち始めて約半年。きっかけはニコニコ大百科の『迷宮キングダム』のページ。概要にある要素をランダムに決める『やっとこさ帰って来たら、お城が無かった』という一文がツボにはまってしまって、そこからTRPGというものに本格的に興味を持ち始めたのです。そして7月頭に『ゆうやけこやけ』を購入。「ゆうこやセッションしたいよぉ」とTwitterで呟きつつも、普段生息している界隈にTRPGをプレイしている人は殆ど居ないため、たまにページをめくっては自分の考えた話に夢膨らませるという、寂しい一時を過ごしたのです。

そして8月中旬。夏コミが開催され、持病が原因で参加できない自分は服の裾を噛みながら「ぐぬぬぬぬ…!」と、『コミケなう』と表示されるタイムラインを眺めていたのです。まぁ最近は界隈の欲しい同人誌のほとんどが、イベント開催日と同時に通販サイトで取り扱われるようになったので、わざわざビッグサイトに出向く意味が無くなったわけですが。

贔屓にしているとある同人誌通販サイトで商品一覧を眺めていると、とある同人誌が目に入りました。『駅前魔法学園』というTRPGのリプレイ。『ゆうやけこやけ』とほぼ同時期にその存在を知りつつも、先に『ゆうこや』を買ってしまったので手が出せずにいたTRPGのリプレイでした。ルールを知らなくてもリプレイはそこそこ読める物だということを知っていたので、ルールブックを買う前に雰囲気だけでも味わいたいと、そのリプレイ同人誌を注文しました。本が届き、夜な夜な夜伽代わりに読んで読了。そして発病する『駅まほプレイしたい病』。

ゲーム詳細が気になるのでルールブックを買いたいけれど、お財布事情に余裕が無い今日この頃。どうしたものかと思いつつネットを彷徨い、探し当てたのが公式リプレイ『星降る街のマギカ』だったのです。

こんなホウキ、あったらいいなぁ

星降る街のマギカ Replay:駅前魔法学園!! (integral)

星降る街のマギカ Replay:駅前魔法学園!! (integral)

 『駅前魔法学園!!』の著者、藤浪智之がGMを務め、4人の豪華プレイヤーで繰り広げられたセッション。ルールブックを読んでいなくてもある程度分かるよう注訳が付いていて、駅前魔法学園入学前や1年生の生徒でもサクサク読めます。セッションは二話分収録されていて、両方共最後にウルっと来てしまうハートフルな内容となっております。個人的には第一話『魔女のホウキのつくりかた』が好きでした。

……ですが、どうも、どうにも物足りない(本家を捕まえておいてなんて失礼な)。理由は明白。『星降る街のマギカ』よりも先に読んだリプレイがあまりに衝撃的(笑撃的)だったので、商業的な表現可能ラインを超えられない『星降る街~』は物足りなく感じてしまったのでした。

では『表現可能なライン』を超えたそのリプレイとは。コミケ終了後に買い、夜伽代わりに読み、『駅まほプレイしたい病』を発病させた諸根源。それが同人誌『鎌倉魔法偏奇譚』だったのです。

性別は男、年齢は48歳、学園での姿は魔法少女

鎌倉魔法偏奇譚

鎌倉魔法偏奇譚

  • 作者: 今野隼史,神無宇宙
  • 出版サークル: 辺境紳士社交場
  • 発売日: 2013/08/11
  • メディア: 同人誌

1ページ目のキャラメイク一人目でこの飛ばしっぷり。プレイヤーは6~7人でこちらもセッション二回分の二話構成。商業ベースでは書き表せない自由度の高い文章と、『本当にこういうプレイだったのか…?』と若干疑いたくなる(※注訳)面白い展開。何より、コンセプトに『ルールを知らなくても9割楽しめる、フォー・ノーゲーマーズTRPGリプレイ』と謳っているだけあって、当時全くルールを知らなかったにも関わらず、夜闇の中で毛布を被りクスクスと笑いながら読むことができました。この本を読んでから『もっとちゃんとしたルールが知りたい』と思うようになり、転じて『駅まほプレイしたい病』に発展したわけです。もし『駅まほ』をプレイしたいという人が居たなら最初に読むリプレイは『星降る街の~』よりもこちらを薦めます。

48歳男性魔法少女・婿養子役所広司(←氏名)、謎グラサンと謎マントで立ち回る謎私立探偵・木屋町御室、性別不明心は乙女・Dr.ローズマリーなど、自由度が高いが故に出てくる型破りなキャラクター達。設定もさることながら、発言も(良い意味で)酷いです。キャラクター一人一人が濃くて、脳内でアニメ再生しながら読むとめっちゃ面白いです。同人誌故、流通絶対数が少ないので、興味を持たれた方は急いで委託同人ショップへGO!

 

『駅前魔法学園!!』のセッション序盤には、そのセッションの『次回予告』を読み上げることになっています。『星降る街の~』も『鎌倉魔法~』も、この次回予告を読む度に、何故か目が涙でじんわり霞むレベルで、ドキドキワクワク感が襲ってきます。日常の中に紛れ込んだ魔法の世界、そしてそこで生きている人々の物語。笑いあり涙ありのストーリーは、台本無しのその場限り。それこそ、人生のように。さて、次の『お話』はどこでどのように語られるのでしょうか。

Can you believe "MAGIC" ?
(君は魔法を信じるかい?)

※注訳:疑いたくなるレベルで上手い具合に展開していきますが、第一話『フォーゲットミーノット』を実際にプレイしている様子がニコニコ動画に上がっています。総再生時間5時間はあると思いますが、『鎌倉魔法偏奇譚』を片手に見てみると(恐らくページの都合で)載せられなかったやりとりが沢山あって面白さ倍増です。こちらも、時間があれば是非どうぞ。

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